市販教材と塾教材と講師オリジナル教材との違い。

 

書店に行くと、 

職業柄どうしても気になるのが学参ゾーン。

 

 

立ち止まってあれこれ物色している怪しい中年男性には同業者が多い... 

 

ま、私もその一人ですが、ナニカ(^^;

 

 

そうそう。

 

1ヶ月程前だったか、

近くで立ち読みしていた男性から、

あのー、ちくしんの今井塾長先生ですよね?

と声をかけられて焦りました(というかビビった)

 

 

長年やってると、そんなこともあります。

 

ちゃんとしとかないと… (-_-;)

 

 

 

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さて、本題へ。

 

 

書店には素晴らしい「市販教材」がたくさん並んでいます。

どれもこれも良さげで目移りしちゃいますよね。

 

 

基本、私は過去問以外買いませんけど、

学生たちが買いたくなる気持ちも

親御さんが買ってあげたくなる気持ちもよーくわかります。

 

 

しかし、あれもこれもと詰め込んでいるのが「市販教材」の特徴。

 

使わない部分もたくさん出てくるし、

実際に使う時間がないということもあるでしょう。 

 

 

 

一方、「塾教材」はどうか。

 

あまり一般の方はご存知ないかしれませんが、

塾や学校にテキストや模試を卸すための塾教材専門の会社があります。

 

個人では基本的に買えません。

 

塾はこういった塾教材会社から塾用テキストを買っています。

(と言い切っちゃっていいのかな(^^;) 

 

 

各社、さすがの教材がズラリ!

 

 

その中から自塾にとって最適なものを選びます。

 

指導の方向性、生徒層、問題集のレベル、コスト面等、

様々な視点から比較検討したうえで決定しています。

 

塾生のために一番いいものを!と考えて悩んだ末に決めたテキストです。

 

いいに決まってるじゃないですか(^^;

 

 

 

そして、最後にもうひとつ。

 

講師自作の「オリジナル教材」いわゆるプリントですね。

 

 

もうこれは正直言って、職人技です。

 

ある意味、この仕事の醍醐味でもあり、

積み重ねてきた経験から生まれた知恵の結晶です。

 

 

そう簡単に極意は教えないし、教えられる類のものでもない。

 

 

塾生に合わせて想像力を働かせながら作りこみます。

(薬で言えば即効性のある処方箋のイメージですね) 

 

知識を幅広く網羅するためのプリントあり、

定着を図るためのこれでもかという反復プリントあり、

そして入試問題を徹底攻略するためのプリントまで、

とにかく短い時間で効率よく得点につながるものを作ります。

 

 

私の場合、基本的には塾教材で塾生たちのベースを作り、

ピンポイントで強化したい箇所や入試対策はプリントですね。

 

 

 

最後に一言だけ。

 

プリントは大切にしてください。

結構、自信作なので雑に扱われてると悲しくなります(-_-;)