言わずと知れた超スーパー進学校、久留米附設。
ラ・サールと並ぶ九州の雄として、
中学受験および高校受験の頂点に聳え立つ私立共学校です。
卒業生のうち約4割が医学の道へ進むのも特筆すべきでしょう。
また、附設の人材育成目標には、
論語の「和して同ぜず(和而不同)」を掲げられています。
生徒の個性を尊重し、真の自由を追求していく校風、
そんな「附設らしさ」を端的に表すのにピッタリな言葉だと思います。
さてと、話を進めますね。
昨秋は鹿児島のラ・サール説明会に行ったので、
比較検討の意味もあって、今朝は附設の説明会を覗いてきました。
(附設の学校説明会に参加するのは10数年ぶりかな)
説明会の会場は体育館だったのですが、
中・高同時開催ということもあり、
小6・中3の受験生と保護者様であっという間に満席。
パイプイスが足りなくなり、立ち見が出るほどの賑わいぶりでした。
以下、入試情報や学校方針等、今日の私のメモを書き留めておきます。
よかったらご参考にどうぞ。
ただ、小6の中学入試も中3の方も、
入試問題に直結するような収穫はほとんどありませんでした。
教科ごとに踏み込んだアドバイスを期待しましたが、
その部分の説明や言及はほぼなかったです。
(ラ・サールはもう少しサービス精神があったんですけどね)
毎年、入試直後に公表される入試結果オンリーでした・・・ (^-^;
それでは、私が「ほぉー」と思った耳より情報!
【学校環境や進学実績など】
- 学年の男女構成は、男:女=2:1
- 卒業生の進路先は、文:理:医=3:3:4
- 女子の半分は医学部進学
- 寮は男子のみ、通学可能エリアの生徒も入寮可
- 高校でも朝課外(0時限)なし
- 校納金は年間約60万+その他、修学旅行や教材等で10万
【入試関連】
- 中高とも男女別の定員制限はなし、入試の点数で合否を決定
- 入試当日、インフルエンザでもインフル罹患者だけのテスト教室を作る
- ここ数年、中学入試の国語でリスニング(聞き取り)は出題していないが、出題の可能性はある
- 合格最低点と受験生平均の差が20点前後で推移 ※ただし2017年は40点近い
- 2018年入試もラ・サールとの併願可能、男子受験者増が見込まれ、激戦必至
自由だからこそ自律が求められる、つまり、自由と自律は表裏一体だということ。
そして、そのために、
高度な勉学を通して自分を磨き、
他者に安易に同調せず、個性や独創性を磨く、それが附設です。
学校としての焦りは微塵も感じられません。
他校でよく出てくる話題、
例えば2020年の大学入試改革のことなんかも全く出てきませんでした。
終始、余裕がありましたね、さすがです。