例えば、こんな問題いかが?

 

 

次の「私の日記」を読んで問いに答えましょう。

※想定としては小5あたりを対象としてます 

 

 

昨日、私は3500円で売られていた素敵な洋服を2割引きで買いました。うれしくて早速その服をて、今日、友人の家に行ったのですが、その途中、グウゼン出会った近所の下級生も(                                         )、お互いに目を丸くして笑いました。その後、地図を見ながら歩いていくと、大きな神社が見えてきて、その角を曲がると、前方には美しく紅葉した山々の景色が広がっていました。歩いていると、どこからともなくリーンリーンという虫の声が聞こえてきました。私が友人のお宅についたのが16:20でしたので、45分かかったことになります。リビングでテレビを見ていると、日本の食糧問題が取り上げられていました。私たちのカテイの食卓に並ぶ多くの食材が外国から輸入されたものだと知り、友人と調べてみることにしました。

 


①(算数)この「私」は洋服をいくらで買ったことになりますか。
②(国語)太文字「早速」の読みを書きなさい。
③(国語)傍線部「キ」と「グウゼン」と「カテイ」の漢字を書きなさい。
④(国語)(         )にあてはまる文を自分で考えて書きなさい。
⑤(社会)太文字「神社」の地図記号を書きなさい。
⑥(理科)この文章から季節はいつだと考えられますか、答えなさい。
⑦(算数)この文章から「私」が自宅を出発したのは何時何分になりますか。ただし、午前・午後を使って答えなさい。
⑧(社会・理科)太文字「外国から輸入されたもの」について、日本が外国から多く輸入しているもののひとつに、パンや麺の原料となる農作物があります。それは何ですか。次の写真の中に答えがあります。

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さて、本題へ。

 

塾生(特に小学校高学年)のアタマを鍛えていくため、

こういった問題が面白いのではないかとイメージしています。

 

 

小学生高学年では、受験・非受験に関わらず、

科目横断的な知識や知恵が身につく問題に取り組ませていきたい!

そして、同時に、読み解く粘り強さを!と考えています。

 

 

きっと学校でも塾でも、

「先生」って呼ばれる職業は少しプライド高いので(失礼)

教科ごとの変な縄張り意識みたいなもの、

あるいは逆に、遠慮みたいなものがあって、

結果的に邪魔してる場合があるんじゃないかと思うんですよね。

 

だから子どもの方も、

汎用性のある知識に転換できないんじゃないかと。

 

 

 

例えば、私のメイン教科である社会科でも、

算数・理科の知識や計算の仕方は知っておかないと解けません。

もちろん国語力だって必要なのは言うまでもありません。

 

※この前、ブログで取り上げた上智福岡中の入試問題なんてまさにそう(↓)

 

 

西南学院の社会はグラフがよく出ますね、過去には作図もありました。

今年は雨温図の良問でした(↓)

上越(新潟)、大津(滋賀)、尾鷲(三重)から選ぶ問題

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・・・というわけで、

 

教える側の教科間の壁みたいなものを取っ払ったとき、

 

子どもはもっと自由に、もっと楽しく学び、

真の学力、活用するチカラに昇華させていくことができるんじゃないか!

 

そんなふうに昨日から今日にかけて、まる一日考えてました。

 

 

 

新タイプの教材研究を進めていきます。

 

それでは。

 

 

 

あ、解答はありませんよー!親子でお楽しみください (^^ゞ

 

 

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