渦巻く葛藤の中で

 

 

昨夜の本校中3A①クラス。

 

 

あまりにも覇気がなく、態度も緩慢で、

明日(今日ですが)に向けての意欲が感じられず、

そして、それが私自身としても情けなく、

我慢の限界を超えかかりました…

 

辛うじて抑えましたが。

 

 

今日は地区統一の学力診断テスト②ということで、

少しでも点数が取れるように、

授業プリントを作って準備していたのですが、

当の本人たちがあまりにも集中力がなく他人事のような姿勢…

 

  • 授業中に指名しても、どの問題なのかわかっていない…
  • 説明したばかりなのに答えられない…
  • 授業が終わってないのにプリント類を片付け始める…

 

こんな状態で戦おうというのか…

と、残念と怒りを通り越して半ば呆れてしまいました。

 

 

もちろん全員がそうではありませんが、

全員の顔つきが変わってこないといけない時期です。

 

 

なぜなのか… 

何を変えるべきなのか…

 

一晩、考えました。

 

 

これまで塾生を甘やかし過ぎたかもしれないなと。

 

塾で拘束している時間、

そこで勉強していることで満足しているのではないか、

そして、応援してもらうことが当たり前だと思っているのではないか、

 

極論言えば、お客さん感覚なのでは… 

 

そんな気さえしてきました。

 

 

塾だってヤル気に満ち溢れた子ばかりが集っているわけではないので、

学習意欲を喚起することも成績向上には必要不可欠です。

ですから、そのあたりも含めて、

塾に求められていることは重々承知していますし、

我々も日々、塾生を諭したり、褒めたり、叱咤激励を繰り返しています。

 

 

学校と塾の両立、塾通いが大変なのはわかりますし、

当塾を選んで来ていただいていることは有難いことです。

 

 

しかし、これは少し突き放した言い方になりますが、

 

いくら教えても、いくら声かけしても、

 

やはり、自分の意志がどれ程なのか、

これが一番の要素であることは言うまでもありません。

 

 

残念ながら、我々も心の内側にあること全てに踏み込めませんから。

 

仮にスタートラインが全く横一線だとしても、

同じことをやっても同じことを伝えても、

結果に「差」が生じる最大の要因は「意識の差」です。

 

 

 

でも。

 

昨日の出来事は現実として受け止め、

塾生たちも私たちも前に進まねばなりません。

 

嘆いてばかりでは何も起こらない。

 

 

意識の差に気づき、自分の今を見つめ直し、

将来への道を切り拓くために自分の魂を注ぎ込む、

これこそが受験勉強の意義です。

 

受験勉強の成否は、合格・不合格という結果だけでなく、

この意識改革が出来たか否かという点も大きい。

 

 

塾生全員がその尊さに気付いてほしい。

塾生全員にその達成感を味わってほしい。

そのために、ちくしんはあるはずだ!

うちの塾生たちはこんなもんじゃない!

 

そう信じています。

 

 

 

私たちは最後まであきらめませんが、

 

時を逃すとチャンスが遠のいてしまうことを

塾生にはわかっておいてもらわないと…

今がラストチャンス!そのことをわかってますか…

 

とだけは言っておきたい。

 

 

 

渦巻く葛藤の中で戦う日々です。

 

 

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