今朝、西南学院中高の塾向け学校説明会に行ってきました。
百道まで都市高速使えば30分ちょいですね。
福岡市内中心部にある学校より意外にアクセスがいい。
公共交通機関を使っても距離のわりには短時間で通えます。
というわけで、
かなり早く到着しちゃいました... (^^ゞ
さて、では本題へ。
西南学院と言えば、
九州の難関私大附属校という優位性もあり、
今や絶大なブランド力を誇る超人気共学校です。
受験生の憧れ、西南学院。
校舎の赤レンガ、オシャレな制服…
自由闊達でさわやかな雰囲気の共学校…
ファッショナブルで洗練された周辺の街並み…
おそらく西南に対する一般的なイメージとしてはこんな感じだと思います。
しかし、ご存知でしょうか?
西南は元々、男子校でした。
今はスマートなイメージですが、当時の西南はバンカラな印象。
そして、その頃、西南の偏差値は、
泰星中学(現上智福岡)よりも少し下だったのを覚えています。
男子校の序列としては、附設、泰星、その次に西南という位置付けでした。
また、中高一貫教育ではなかったため、
高校から公立高校を受け直すという子も結構いました。
そういう時期を乗り越えて、現在の姿があるわけです。
西南学院は約25年という歳月をかけて、
じっくりと、そして、ある意味では狙いどおりに、
他のどの私学より一歩先を進んできたし、
思い切った学校改革にも取り組んできたと言えると思います。
子会社なんかもうまく活用していますし、学校経営も上手ですね。
ただ、
今朝の説明会で改めて感じたことは、
その根幹にはキリスト教精神に基づく全人教育があるということ。
学校教育の隅々にわたって、
そういった建学の精神が散りばめられています。
「よりどころ」がある、これが西南学院の強みになっているなと。
最後に少し入試の話をしておきます。
まずは小6の方から。
西南小学校からの持ち上がりの影響もあって、
数年前から中学入試の入学者枠がまた少し狭くなりました。
新中1募集定員は、男子80名・女子80名の計160名ですが、
(男女別で募集人数を出しているところがミソ)
そこに約1000人の志願者が集まるわけですから超激戦!
もちろん学校サイドは、
他校に手続する人数や歩留まりを考慮して、
定員より多めに合格者を出しますが、
まぁそれでも、ざっくり言って2人に1人しか受かりません。
特に西南の場合は、
女子の合格ボーダーラインが高くなりますので、
入試の目安として7割以上欲しいところです。
やはり4教科のバランスと基礎力が大切になってきます。
一方、中3の高校入試。
今年から西南は後期入試がなくなったのですが、
来年度も実施しないとのことでした。
ただし、その分、専願と前期の枠が少し増えています。
また、他校のような学力特待生(学費免除)もありませんし、
早い段階での習熟度クラス(特クラ設置)もありません。
在校生全員、同じ環境、同じ境遇で、公平に育てることが大前提。
このあたりに西南らしさと言いますか、
キリスト教精神の一端が垣間見ることができます。
アクティブラーニングに対しても、他校とは一線を画す、そんな印象でした。
その他、変更点としましては、
専願入試に国語が追加され、国・数・英となります。
※専願受験資格として評定(通知票平均)が4.0以上必要です。
※専願不合格者が前期入試を再受験した際、国・数・英の得点に関しては、専願と前期の得点を比べて高得点の方を持ち点として合否決定をするそうです。西南大入試におけるA日程とF日程みたいなイメージでよいかと思います。
以上、今日の西南説明会レポートでした。
では帰ろっと。
今朝は塾向けの西南学院中高入試説明会に参加してきました。やっぱり西南は赤煉瓦が似合いますね。キリスト教の精神を軸に学校教育が組み立てられています。写真は正門とチャペル(講堂)そして福岡で人気を二分する福大大濠。西南の帰りに、大濠と上智福岡にも寄って入試願書もらってきました(^^; pic.twitter.com/6mkNDxReXt
— ちくしん今井の呟き (@chikushin2) 2017年10月5日